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この写真を解説出来たら貴方もメジャー通だ。
「髪もない」
「ヒゲもない」
「魂もない」
「この非国民」 と言ったところだろうか。
この18番、ヤンキースのトップバッター、ジョニー・デーモンである。去年までライバル球団、ボストン・レッドソックスにいたが、FAで今年からヤンキースに移籍した。さしずめ、阪神から巨人に、といった感じ。久しぶりに戻ってきたボストンのフェンウェイパークのスタンドは当然ブーイングの嵐なのだが、この様なユーモアセンス溢れる仕打ちには思わず苦笑いといったところか。ボストン時代のデーモンは長髪、ヒゲもじゃ、闘争心溢れるプレーで人気者だったのだが、あいにくヤンキースは長髪もヒゲも禁止なのだ。観客がいかにベースボールを愛しているか、こんなブーイングのし方にも現れている。これがアメリカ野球だ。
日本の球場には行く気がしない。うるさいのなんの。一度東京ドームのライト側スタンドで観ていた時、私設応援団が私に向かって「そこの人、手拍子合わせてっ!」うるせえってんだ。ゲームに集中してるのになんてこった。こっちはキャッチャーミットにおさまる音が聴きたいんだ。私設応援団のバカどもに言いたい。
「常識もない」
「マナーもない」
「野球を愛する心もない」
「この非国民野郎!」